ベルトコンベアの仕組み・トラブル対応・修理の方法!

作業コツ

こんにちは今回は簡単なベルトコンベアが回らないトラブル時の原因と対処法の説明をしたいと思います。なんとなく原因が分かってくると様々なトラブルに対応出来るようになっていきます。徐々に修理が上手くなるように頑張りましょう!

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概要

まずは機械を修理するには構造が分からないといけません。機械が動かなくなった時に原因を探るためには普段からどのように機械が動いているか見ておく必要があります。

コンベアの構造

一般的なベルトコンベアを考えてみましょう。

ベルトコンベアはベルトを駆動するための駆動軸とつられて回るだけの受動軸があります。またベルトの張り具合を調整するためのテンションローラーがあります。各ローラーでベルトを引っ張りながら回しています。

駆動軸にはギアスプロケットがついていてチェーンで回すものと、プーリーを取り付けてタイミングベルトで回すタイプがあります。今回はスプロケットをチェーンで回すタイプを考えてみます。

軸についてるギアにチェーンを引っ掛けてもう片方をモーター側に引っ掛けます。モーターにもスプロケットがついていてスプロケットの山でチェーンを引っ張って駆動する感じになります。自転車でいうと駆動軸がタイヤ側でモーターの替わりにペダルがある感じですね。

またモーターを動かすためには電源が必要ですよね。基本的なコンベアは速度を変えられるようになっていることが多いので、コントローラーがついています。電源→コントローラー→モーターの順で繋がっています。コントローラーがどのような物かと言うと速度の変更、コンベアの運転停止のスイッチ、アラームのランプなどで構成されています。

大体の構造が分かってもらえたでしょうか?

次はコンベアが動かない(回らない)原因を考えていきましょう。

ベルトコンベアが回らない原因

動かない原因をいくつか挙げてみました。

  • 電源が入っていない
  • コントローラーの故障
  • モーターの故障
  • スプロケットの摩耗
  • チェーンの劣化(伸びた)
  • 各軸が回らない
  • ベルトの蛇行
  • ベルトの張り具合

順番に見ていきましょう。

電源が入っていない

どんな機械も電源が必要です。コンセントを挿しましょう。以前「コンベアが回りません!」ということがあり確認するとコンセントが抜けているだけってことがありました。誰かの足が引っかかって抜けたりすることも稀にあります。綺麗に配線を整えましょう

また引っ掛けコネクタというタイプのコンセントもあります。引っ掛けコネクタタイプは抜けにくい仕組みになっています。

ちゃんと挿していても電気が来ていない場合はコンセントが壊れているか、コンセント側に電気が来てないこともあります。

コントローラーの故障

電気は来ているが回らない場合コントローラーの故障の可能性もあります。コントローラーのつまみで速度を上げても動かないことやコンベアは回っているものの勝手に速度が変わることがあります。

コントローラーにはアラームランプがあり、モーターの負荷が大きいなどの際には赤ランプが点灯したりします。赤ランプ点灯の時は電源を切り、モーターの負荷を取り除いた後コンセントを挿し直したら復帰することもあります。

モーターの故障

モーターも故障する事があります。電気は来ていて速度も適当な設定にしているにも関わらず回らないことがあります。モーター故障時にはモーター本体が発熱していたり、触れば分かることもあります。

まずは駆動しているチェーンを外してモーターのみで回転するかどうか確かめてみましょう。

スプロケットの摩耗

スプロケットは山にチェーンを引っ掛けて回転させてチェーンを引っ張ります。スプロケットが劣化して山が削れると引っ掛かるところがなくなりスプロケットとチェーンが空回りします。駆動の部分で空回りしていると、コンベアを回してもカラカラ音がなるだけで動きません。逆にカラカラ音がしていたら動かない原因は分かりやすいです。

チェーンの劣化(伸びた)

チェーンが伸びるとチェーン自体がたるんでくるのでスプロケットの山に上手くはまらなかったり、チェーン自体の伸びで円滑にチェーンが屈折しにくくなったりします。またスプロケットの山が少し減っているだけでもチェーンとスプロケットの間で空回りしやすくなります。

各軸が回らない

受動ローラー、テンションローラー、駆動ローラー、どれかの軸のベアリングが不良気味で回りが悪いとモーターの負荷になります。負荷が大きいとモーターは発熱し過負荷で停止します。モーターの焼損にも繋がるので早めにベアリングの交換等の対処をしましょう。

ベルトの蛇行

モーターで軸を駆動し、ローラーも回ってコンベアが実際に動いていても徐々に止まることがあります。ベルトがコンベアの中心を通らずに左右にズレることをベルトの蛇行と言います。ベルトが蛇行し片側に寄りすぎるとベルトがコンベアのフレームから外れそうになり摩擦が大きくなったり引っかかったりして負荷が大きくなります。負荷が大きくなるとやはりモーターが発熱し過負荷で停止します。

ベルトが蛇行しないようにベルトの裏に蛇行レスの桟(さん)付きのベルトがオススメです。

ベルトの張り具合

ベルトの張りすぎに注意です。ベルトのテンションを張りすぎるとベルトが各ローラーを引っ張る力が強すぎて負荷になります。またベルトのテンションを張りすぎるとベアリングの劣化が早まり故障に繋がります。ベルトのテンションがキツいと蛇行しやすくなる原因にもなります。ベルトは張りすぎないように注意しましょう。

まとめ

ベルトコンベアの構造と故障の原因が分かっていただけましたでしょうか?構造が分かって、機械が動かない原因が分かればあとは直すだけです!怪我のないように少しずつ学んでいきましょう!

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