ブレーカーはどこにあるの?!ブレーカーの探し方を解説!

作業コツ
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こんにちは技術者けんです。今回は工場やプラントでのブレーカーの探し方について解説していきます。

電源の1次側を切らないと工事が出来ない!でもブレーカーの位置が分からない!なんて時にどうにか探す方法を考えていきましょう。

ブレーカー探しとは?

ブレーカー探しは時々発生するちょっと面倒くさい仕事です。

どんな時にブレーカーを探す必要があるかと言うと、自分でコンセントの交換などの作業をする際など、活線では困る場合です。

または外部に依頼した工事のために1次側の電源を落とさないといけない場合などが挙げられます。

というのも、電気工事業者に仕事を依頼する際には基本的にブレーカーを落として、工事をしてもらう必要があります。ブレーカーは工場やプラントの持ち物のため業者は触らないというのが基本です。

何故ブレーカーが見つからない?

そもそも何故ブレーカー探しなんて仕事が発生してしまうのでしょうか。

理由は単純で記録してないことと、明記していないことです。

工場やプラント建設後は配電図などがあり、紙面上でも追えますが、時間が経つとコンセントの増設や移設が繰り返され図面にない電源というのは間違いなく発生します。

増設・移設などした時には担当した人や周りの人が把握していますが、時間が経つにつれて担当した人の退職や周りの人は忘れてしまっていたりします。

そのように記録にも記憶にも残らない電源が時間によって完成するのですね。

まずは図面を見よう!

さてブレーカー探しをする必要が出てきてしまいましたが、まずは焦らず図面を見ましょう。

図面に載っていなかったとしても、近くのコンセントや電源盤などヒントになることは多いです。

そのヒントを手がかりにどこの配電盤より電気が来ているのか大体のアタリを付けることも出来るようになります。

配電盤探しは多少のセンスも必要になります。私自身もセンスを磨いているところなので、何度も繰り返してセンスを身に着けていきましょう。

電源が落ちている場合

配電盤はほぼ確定したもののブレーカーが沢山あって何も明記されてなくて分からない!なんてことも多々あります。

ここでは電源が落ちているコンセントのブレーカーを探すこととします。

まずコンセントの電圧を測定して、本当に電気が来てないことを確認しましょう

電圧0Vであることを確認!

ブレーカーを探したいコンセントの配電盤内にOFFのブレーカーが沢山あった場合、コンセント側でケーブルを短絡してしまいましょう

短絡させたコンセントのオスを使ったり、端子台があればワニ口クリップを用いたり。


そしてOFFのブレーカーの2次側で導通を測り抵抗値を確認することでブレーカーを特定することが可能です。

OFFのブレーカーの2次側を順番にチェックしていき、導通がほぼゼロ(抵抗がゼロ)になっているブレーカーが当たりになります。

OFFのブレーカー2次側を順番に当たっていきましょう

間違ってもONのブレーカーを測定したり、OFFのブレーカーの1次側を測定しないように注意しましょう!

ちなみにこの方法は断線を検査する時とほぼ同じ方法です。
断線のチェックの方法はこちら↓

電源が入っていて落とせない場合

ブレーカーを探すのは基本的に電気が来ているブレーカーを探すことの方が多いですね。

例えば電気が来ているコンセントを測定する場合、電流値を測定することでブレーカーを特定することが出来ます

例えば2A流れる器具を使用して、ブレーカーで2A流れている箇所を電流計で探します。ファンやヒーター、モーターやその他適当な器具や装置を接続しておきましょう。

適当な器具を使い電流を測定する 今回は2.0A
ブレーカーの2次側で先に測定した器具と同じ電流値のブレーカーを探す。2.0Aなら当たり

次に器具を外して電流がゼロになればそのブレーカーで間違いないでしょう。

実際にはケーブルをクランプしなければなりませんが、図のようにケーブルを2本に分けた延長ケーブルなど、仮で製作しておくとラクに電流を測ることも出来ます。

コンセントを抜けばもちろん0A
コンセントを抜いて先ほどのブレーカーが確実に0Aを確認する!

注意点は、ブレーカー1つにコンセント1つではない可能性が高いことです。

その場合他の器具が使用されていても、電流値を測定することで特定することは出来ます。

例えばブレーカーで電流が3Aのところに適当な器具2Aをコンセントに接続し、5Aになることを確かめて、再度適当な器具2Aをコンセントから外して3Aに戻ることを確認することで他の機器が接続されていてもブレーカーの特定は可能です。

ただし、ブレーカーを落として工事をする際などはそのブレーカーから電源を取っているコンセントなど全て電気を落とすことになるので注意が必要です。

※現場のあれやこれや管理しているパソコンの電源が落ちて困ったりすることもあるので注意です。

専用測定器を使う

電気が来ている場合のブレーカー探しは専用の測定器を用いて行うことも可能です。

というよりも、電流を測定したりしなくても良いので持っていると便利です。一事業所に一台あっても良いと思います。

使い方は簡単、コンセントなどの電気が来ている部分に送信器を取り付けて、あとは受信器を配電盤の中などのブレーカーに近づけるだけで音とランプでブレーカーの特定が出来ます。

お金に余裕があれば是非購入してしまいましょう。

戸上電機製作所 戸上電機 スーパーラインチェッカ TLC-C

電源探しをしないために

ここまでブレーカーが見つからない=電源探しの旅に出ていましたが、本来ちゃんと図面に記載されていて、現場でも分かりやすく書いていればそもそも電源探しの仕事なんてしなくても良いですよね。

ということで、電源が見つかった後の処理についても考えてみましょう。

テプラー

テプラーって知ってますか?知ってますよね?文字が入ったシールを簡単に作れるやつです。

電源探し以外にも何をするにも便利なので、使ったことない方は使ってみて下さい。

パソコンのキーボードで文字打てる人なら誰でもすぐ使えます。

使い方は簡単なので、電源探しが終わったらテプラーで電源の位置を書いておきましょう

逆に言えばわざわざテプラー使いに行って、現場に戻って貼って…面倒くさいといえば面倒くさいです。

ただし、貼っておかないとまた電源探しをする必要が出てきてより面倒な作業が増えるのでマメな仕事を心がけましょう

テプラーは数千円~高くても2万円くらいです。せっかくなので良い物を使っておきましょう。

ワンタッチカラーエフ

テプラーすら面倒くさい・テプラーがない・テプラーは高い、という場合ワンタッチカラーエフという物が便利です。

簡単に言うとタグを付けるだけです。1個あたり、十数円ほどなので大量に購入しておいても良いですね。

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ちなみにこんなに安いタグすら付けないとまた数ヶ月後、数年後、ブレーカー探しを再実施しなくてはならない日が来ます。

自分や部下、同僚や業者などいつか誰かの役に立ちますので欠かさずタグを付けましょう

コンセント側とブレーカー側など出来るだけ分かりやすく付けておきましょう。

油性ペン

テプラーを印刷しに行くのは面倒くさい…でもワンタッチカラーエフも手元に持ち合わせていない…どうしようもない時は最悪油性ペンでも良いです。

油性ペンでコンセントの上やブレーカーの隣にでもに書いておきましょう。

ただし、かなり達筆な方以外が油性ペンで書くと間違いなくダサくなります。可能な限りテプラーやワンタッチカラーエフなどしっかり明記しておきましょう。

唯一利点があるとすれば、テプラーやワンタッチカラーエフのように外れてしまう恐れがない点ですね。ただ、間違った場合に消すのも大変ですが。

まとめ

ここまでブレーカー探しと見つけた後のことを解説してきました。

最後にブレーカー探しについてまとめておきます。

まとめ
  1. 配線図を確認する。配線図を見ることで明記されていなくても大体の憶測やアタリを付けることは可能です。
  2. 電源が落ちている場合、短絡して導通で特定する。導通で落ちているブレーカーを順番に確認するとほぼ間違いなくコンセントなどが特定出来ます。
  3. 電源を落とせない場合、適当な器具やヒーターなど負荷を付けて電流値を測定することでブレーカーを特定することも可能です。
  4. 専用の測定器具を使う。今回紹介したスーパーラインチェッカーってかなり便利です。他にも種類があるので1つ持っておくと仕事がはかどります。
  5. 必ず明記する。せっかく電源を見つけても書いておかないと確実に人は忘れますし、次に誰かがブレーカー探しをしなくてはなりません。絶対に分かりやすく処理しておきましょう。

これでブレーカー探しについて詳しくなれた方は是非自分の職場でもブレーカー探しの旅に出かけてみてくださいね。

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