こんにちは、技術者けんです。今回は指紋認証で使える南京錠について調べたことと、実際に使用してみた感想をレビューしてみたいと思います。
指紋認証の南京錠って知らないって人は是非最後までお付き合いください。もう常識でしょって知ってる人はふーんって感じでお付き合いください。笑
購入検討の訳
私がキーレスの南京錠の情報にたどり着いたのは訳があります。機械の修理の仕事をしているため工具箱を持っているのですが、工具箱にカギをかける必要が出てきたからです。
特に盗まれないようにという訳ではなく、自分の工具は自分で管理しましょう、他の人に使わせるのは禁止です!というお達しを受けてしまったのです。
実際のところ面倒くさい
工具箱買い換えますか?
カギ付きの良い工具箱もあんまりないしなぁ
じゃあ南京錠付けるしかないっすね
ちっちゃいカギ持ち歩くのもなぁ
そしてたどり着いたのがキーレス、指紋認証の南京錠でした。
今回購入した製品
今回Amazonで見つけた指紋認証の南京錠はこちら。「ATITI」というメーカーの南京錠。
なんて読むねんコレ。あちちか…?
ザッとレビューを見たところ良い点と悪い点がありそうです。
やはりメリットは素晴らしいですね、鍵を無くす心配がなく、暗証番号を覚えてちまちまダイヤルを回す必要もない、価格は数千円です。10年前に指紋認証なんて言ったらそこそこのシステムですよね、数千円で指紋認証のシステムを導入!というと私は安く感じてしまいました。
最大のデメリットは不安が残ることでしょう。というか私が今もそうです。
その不安とは「開かなくなること」これに尽きます。
防水性能が低くても、壊れても数千円ならしょうがないと言える価格です。(私のお小遣いでは痛手ですけどね…)
とにかく壊れても仕方ないが開かなくなる不安が残ります。
例えば外出先で自転車やスーツケースに付けて開かなくなったら大変です。充電切れの際はモバイルバッテリーで充電すれば解除出来ますが故障してしまったら…
私は会社で工具箱に付けるためもし開かなくなったらディスクグラインダーとかで切断してやろうと思ってます。その覚悟は出来ています。
使用感
不安要素はさておき、実際に到着した商品を開けてみると、鍵本体とQRコードのある説明書が入っています。
実際に触ってみると…まずは大きさと持った感触が良い!大体60gほどでイメージとしてはライターのジッポと同じようなイメージです。
実際の鍵部分は電子部品が入っているため一般的な南京錠よりも少し弱そうな第一印象。ただし手で壊して開けられるかと言うと不可能なのでカギとしての性能は悪くないです。
購入時は体験モードとして誰の指紋でもロック解除出来るようになっています。ロック解除の際の音と動きがカッコ良いため一気に惚れてしまいました。ちなみに電子音は一切ならず設定時など本体の状態を知ることが出来るのは小さなランプ1つのみです。
ウィーン、シャカンって感じ!
指紋認証の感度
こういう商品は設定が面倒くさかったり、つたない日本語の説明しかなかったりしてイライラしますが、今回のATITIの設定はなんとYouTubeで解説されています。ちょっとばかし見にくいですが、分かりやすくて設定も簡単でした。
設定方法はこちらからどうぞ↓
実際には感度は良いです。iPhoneの指紋認証と同じような認識率のイメージです。
全然反応しないなーってこともなく、多少指が濡れていても、しっかりロック解除出来ました。
なお、私が機械の修理をする仕事なので真っ黒に汚れた指で試してみたところ無事ロック解除出来ました。なかなか優れた認識性です。
充電と防水性
充電ケーブルが1本付属しています。かなり短いので、他のケーブルをお持ちの方は別のケーブルでも良いです。
商品の説明では1時間の充電で1年は持つことになっていますが、充電が切れたら困るので1年より短いスパンでの充電が無難です。
一応小さなランプで充電不足を知らせてくれることにはなっていますが、私は見逃す自信があります。また充電中にも鍵の開閉などの解除の操作は可能でした。
一応防水を謳っていますがその防水レベルはIPX2です。ちょっとした水滴では壊れませんレベルなので、自転車や屋外で付けて大雨を喰らうと故障するかもしれません。
防水性能について詳しく知りたいあなたは下記の記事をどうぞ↓
鍵としての強度
私は工具箱に付けているのですが、工具箱のフタを留めるパッチンを付けずにカギだけで持ち上げても問題なかったです。
工具入れすぎなので大体10kgの物を持ち上げても大丈夫そうってことですね。
あんまり参考になりませんね。一応カギのフックに10kgの重さを加えても壊れないということで。
ちなみに私の工具箱はアイリスオーヤマのハードプロ500ってやつです。道具がいっぱい入るしフタの上に人が乗っても大丈夫な強度なのでお気に入りです。
ATITIの南京錠のまとめ
メリットはキーレス、番号レスで指紋の登録数も多く反応も良い。デメリットは初期不良や開かなくなる不安が残る点です。
実際に使用した感じでは手触りが良く強度もあるので割とオススメです。
数千円で文明の利器に触れる事が出来ます。南京錠という昔ながらのカギが指紋認証になっているという古さと新しさの融合が面白いです。
個人的には家の中で子供やペットが開けてしまいそうな扉に用いたら便利そうだなと思っています。
他製品のご紹介
今回購入したのはATITIの南京錠でしたが、購入前に検討した製品もいくつか紹介します!
こちらもATITIのメーカーの指紋認証の南京錠。防水性能がIP65なので屋外でも使える良いレベル!ただし、今回私が検討していて、購入に至らなかったのはフックの直径が10mm!私の工具箱に取り付けられません。屋外でポストや自転車などに使用するにはオススメでしょう。
この製品ももちろん防水、ただし防水性能のIP○○という記載は見当たらず、フックの径も記載が見当たらなかったためお見送りに。メリットは楽天では最安値帯である事と、指紋の認識率について記載があり、反応の良さには期待出来ます。大きさ等テキトーでもカギが付けられる場所に試してみたいところです。
こちらもATITI製の指紋認証タイプのカギです。こちらは自転車やバイクの盗難に特化したタイプですね。ワイヤーロックも指紋認証式とは驚きです。防水性能はIP65と申し分ないため屋外での使用が可能です。不安要素はカギ故障時に自転車を押して帰ることも許されない点でしょうか。ちなみにATITIの南京錠は楽天よりAmazonの方が安いため検討中であればAmazonでの購入をオススメします。
最後にもう一度私が購入したATITIの南京錠を紹介させてください!購入に至ったメリットやデメリットはこれまで話してきましたが、小型で安めの価格というポイントが良かったです。レビューも多かったため若干の安心感もありました。また購入後に製品登録すると1年保証になります。この記事を読んでいただいたあなたは分かると思いますが、私の使用感も参考になると思います。新旧融合の文明の利器に触れないなんてもったいない!こちらもAmazonの方が安いため購入するならAmazonでの検討がオススメです!