こんにちは、技術者けんです。普段は工場で機械や電気の保全をしています。今回は本棚をDIYしてみました!ということでこれから本棚を作りたい!という方の力になれるかと思います!
マガジンラックとも呼ぶでしょうがカタカナいっぱいで読みにくくなるので本棚と呼ばせてもらいますね。
全く同じ物を作らなくても参考にしていただける内容になっていると思います!
DIYをする上での流れ
まずは流れを見ておきましょう!料理する時でも完成した料理のイメージを考えて作りますよね?
DIYも完成系をイメージしてからしっかり考えて作っていきます。
- イメージする
- 大きさ決める
- 木材を購入する
- のこぎり等でカットする
- ヤスリがけする
- ネジ留めする
おおまかな流れは上記のようになります。まずは頭の中にイメージしてノートにでも書いてみるのが良いですね!
完成図をイメージする
まずはイメージを膨らませるのが大事です。紙に書いてみてもいいですし、ネットで探した本棚の写真を見てコレに似た物にしよう!と考えてもいいですね。
本棚以外でも家具屋さんに行ってみるのもオススメです!参考になるものがたくさんあります。
寸法を決める
大体イメージを掴めたら紙に書き出したりしてみましょう。今回私はパソコンでやってみました。簡単な物を作る時はメモ書き程度しか書かないこともあります。
ここで作りたい物の大きさも決めましょう。○○mm単位で決めておくとキッチリ作れるのでオススメです。
ホームセンターで売っている木材の寸法を知っていると無駄なカットをすることが少なくなります。
部品を購入する
大体作りたい物が決まって、作りたい大きさが決まったところで木材を購入します。
作りたい物を一度頭の中で分解してみて、どんなサイズがどれくらい必要か決めましょう。
今回作る本棚をパワポでまとめてみましたのでご参考までに。
910*350や1820*300という数値が寸法(mm)になり、ホームセンターで売っている規格の大きさになります。
ホームセンターで購入した板はその場でパネルソーでカットしてもらうことが出来ます。1カット30円〜50円ほどです。
何故カットしてもらうかというと近所のホームセンターにて、
1820×300×18で2680円(税込)
910×300×18で1580円(税込)
となります。
小さい板をたくさん買うより長い板を購入してカットしてもらう方がお買い得です!
例えば600mmの木材を2つにカットしてもらうと300mmと300mmには出来ません。
カットしている刃物の厚みがあるので300mmと約297mmなどになります。1枚の板からどれくらいの部品が取れるか余裕を持って考えておきましょう。
合わせてみる
購入してきた木材を手で持って合わせてみましょう。大体イメージ通りに購入出来たか、大きな寸法ミスがないか確かめてみます。
ホームセンターで売っている木材の寸法を信用しないようにしましょう。
例えば600×300×18の木材で考えると実際に測ってみると605×300×18だったり、602×300×18だったりします。短いとクレームになるのでしょうか。販売されている木材は数mm大きめということがほとんどですので注意しましょう。
自分でカットする
長い木材を購入してきて、全て自分でカットしても良いですが、かなり疲れます。また自分でノコギリで切るよりホームセンターでカットしてもらう方が早く綺麗にカット出来ます。
今回は斜めの部分と、自分が寸法を間違えた部分のみノコギリでカットしました。
ホームセンターによっては斜めのカットも行ってくれます。
ただし斜めカット可能となっていても木材カット担当のお爺さんが夕方遅くは帰宅していてカット出来ませんなんてこともあるのでご確認を!
ヤスリがけする
ここまでイメージして、寸法を決めて、購入するところまで説明してみました。購入した木材をヤスリがけする工程が待っています。実はヤスリがけが1番長くて大変な作業です。
木材はささくれなどがあるのでヤスリがけすることを強く推奨します。せっかく作った本棚で手をケガしたら悲しいですよね。ヤスリがけは重要です。
ヤスリがけは紙ヤスリで手で行いました。ヤスリは番手の大きい物から小さい物にかけていくのが基本です。今回の本棚では#120、#240、#400のヤスリで磨いていきました。丁寧にしたい人は#600までしても良いかもしれません。
手でヤスリがけをするのが嫌な人にはオービタルサンダーという電動工具もあります。ヴィーン!とヤスリがけ出来るので便利ですが安物だと音がうるさいです。アパートマンションなどではクレームが来そうな音がしますので注意が必要です。持ち家であれば作業が大幅にラクになるので是非購入を検討してください!
下書きする
ヤスリがけまで完了したら穴を開けましょう。ネジを付ける位置を考えながらシャーペンなどでマークしておいて穴を開けます。
その前に実際に木材同士が取り付けられる部分を下書きしておくとミスが減るのでオススメです。また組み立てる時(ネジ留めの時)の目安にもなるので薄く書いておくと良いですね。
穴を開ける
何故穴を開けるかと言うと木割れ防止のためです。穴を開ける位置が木材の端の方であれば木割れが起きやすくなります。
穴を開けておくとネジが入りやすくなるので木割れが起きにくくなります。
穴を開ける位置は絶対に間違わないように注意しましょう。完成した本棚が不要な穴だらけでは見た目が悪くなります。
真っ直ぐ穴を開けるためにマークした位置にキリで穴を開けておくと位置がズレず穴を開けやすいです。
ネジ留めする
さて大変だった、ヤスリがけが終了したところでようやくネジ留めです!
1番楽しいところですが、ココでズレた位置に固定してしまうと大変なので慎重に行いましょう。今回使用したのはネジの太さ3.8mm、長さ45mmのネジです。
全てプラスドライバーで固定していっても良いのですが、さすがに手では疲れます。電動ドライバーがあると作業も早いし、組み立ててる実感が湧くので楽しいですよ!
私は1番安いRYOBIの赤い電動ドライバー使っています。コンセントに挿して使うタイプですが、家でDIYをするのであれば十分でしょう。
最安値の価格帯なのにトルクを変更出来たり、持ちやすかったりDIYを後押ししてくれるのでオススメです。
ちなみに私はヤスリがけが大変で好きではないので、ヤスリがけが済んだものから順に組み立てていきました。
手直しする
DIYをしていて全て計画通りにはいきません。今回やってしまったミスは3つ。
- 不要な位置に穴を開けてしまった
- 寸法が間違ってしまった
- 取り付ける位置がズレてしまった
計画通りにいかなくてもイライラしないことがコツです!世界に一つだけのオリジナル家具を作っているので、最初から完璧に上手くなどいきません。
穴開けミスでは目立たなければ大丈夫ですし、寸法が大きかったら自分でノコギリで切れば良いです。寸法が小さくなってしまったらまた木材を買い直すしかないでしょう。
今回は取り付け位置がズレたのがダメージが大きかったです。小学生の時に使った彫刻刀を出してきて木が入る溝を切りました。
塗装する
私は塗装はしません。ただし、世界に一つのオリジナル家具、オシャレに仕上げたい場合は塗装しても良いですね。
全て組み立て終わってから塗装するとネジの上から塗ることになるのでネジだけ目立つのを防げます。
木と木の隙間の塗りムラが気になる場合には、ヤスリがけが終わって全ての部品が揃った時点で塗ると良いでしょう。
塗装しておくと家具の日焼けも防げます。ただし今回私は塗装は行っていません。時間の経過とともに変化していく雰囲気が楽しめます。
完成
設計し、購入し、ヤスリがけし、手直しをしながら、組み立てをして、ようやく完成です。
長かった工程を頑張った分完成した時は大いに喜びましょう!頑張った〜と自分を褒めることも大事です。
完成後は頑張って作ったものの、もう少し上手くやれたんじゃないか、もっとココをこうした方が良かった、ココは失敗したなぁと色々と欠点ばかり目に付くのですが、いったん気にせずにスッキリしましょう。
その後どうしても気になる部分はまた手直ししても良いですし、次回にDIYする時に経験を生かしても良いです。
ひとまず今回完成したことを喜びましょう!
参考までに
今回本棚をDIYしましたが、費用や時間などご紹介しておきたいと思います。
費用
今回のDIYにかかった費用をお知らせしておきます。先に結果を発表すると約1万6千円です。
内訳は…
- 木材 15600円
- カット料金 約330円
- 紙ヤスリ 0円
- ネジ 0円
ネジと紙ヤスリは前回DIYした際に買っていた物を使っているので今回は0円ですが、購入するとしても安いです。
ネジは大量に入って1000円以内で買うことが出来ますし、紙ヤスリは1枚数十円~100円ほどで購入可能です。
またゼロからDIYを始めるのであれば、ノコギリや電動ドライバーがある方が良いですね。持っていない方は今回購入してしまいましょう。
考え方は人それぞれですが、最初なので良い道具を買っても良いですし、所詮プロではないので安めの道具でも良いですね。
ちなみに私は後者で、弘法筆を選ばずです!
制作期間
制作期間は大体1ヶ月ほどです。
長いと感じられたと思いますが、これは普通にサラリーマンとして平日働いて、主な作業時間は平日の仕事後と土日に少しずつといったスローペースで作業をしていたので1ヶ月もかかりました。
真剣にDIYだけに集中していたら数日で完成する内容です。
ただし何度も言いますがヤスリがけが大変で、手で紙ヤスリで行う場合には手や肩が疲れるので数日に分けてスローペースで行う方が疲れないと思います。
まとめ
今回の本棚の制作はいかがでしたでしょうか?
全く同じものを制作しなくても参考に出来るところや、大事なポイントなどは役立つと思います。
ここまで読んでくれたあなたは是非世界に一つだけの家具をDIYしてみて下さいね!