こんにちは!技術者けんです。今回は工具箱の中身を紹介したいと思います。同じ職場の人であれば見ることもありますが、意外と人の工具箱を覗くことは少ないのではないでしょうか?
実際に修理などで使用する工具をご紹介いたします!
工具箱
工具箱の中身を紹介する前にまずは現在使用している工具箱。中国製の工具箱で前面に中国語のシールが貼ってある。工具箱は自由なので人と被ることがないため愛用中。
ちなみに工具箱右下に付けている南京錠は指紋認証で開きます。以前使っていた工具箱も下の記事に載っています。お時間があり気になる方はどうぞ↓
プラスドライバー
こちらはweraのプラスドライバーで先端は2番。何よりも握りやすく使いやすい、ネジが舐めにくいため1番のお気に入り。
プラスドライバー
こちらは先端が1番のプラスドライバー。出番は多くないものの、先端が1番じゃないと回せないネジもあるため、必需品。
プラスドライバー
またプラスドライバーですが、先端は2番。weraのドライバーより軸が長いため少し奥まったところなどのネジを回す際に使用することも。
スタビードライバー
ホームセンターで購入したANEXのスタビードライバー。ラチェット式なので早回しにもオススメ。
これは先端のビットが脱着式のため、プラス、マイナス、長いプラマイビット、M4用のビットなどを用いています。
ラジオペンチ
何かと便利なラジペン。何かと使うこともあるので2個所有。
ニッパー
何か切りたい時にはとりあえずニッパー。ケーブルを剥く時にも使ってしまう。最近切れ味の衰えが気になるところ。
あんまり安いニッパーを購入すると劣化が早いためご注意を。
六角レンチセット
機械を触る仕事をする人で六角レンチを所有してない人はいないでしょう。
すでに銘板はかすれ消えましたがEIGHTの六角レンチ。数本EIGHTのものでは無い六角レンチに入れ替わっている模様。
スパナセット
機械を触ると言えばスパナ!前はバラバラで持っていましたが、TONEのスパナホルダーを買ってから紛失することが激減。やはり決まった位置に戻すことは大事と実感。
8mmのコンビネーションスパナ、8mmと10mmのラチェット、13mmのコンビネーションスパナ、12と14のスパナ、17mmのコンビネーションスパナ、19mmのコンビネーションスパナを収納している。
その他のスパナ類
スパナホルダーに入らないものが3つ。
12mmのコンビネーションスパナは出番は少ないものの、M8のフランジボルトなどで必須の工具!とはいってもモンキーレンチでもほぼ代用出来る。
13mmと17mmのTONEのラチェットスパナは私の中でも主力級の工具。6と8のラチェットスパナと合わせて私が扱う設備に多いネジの大きさがM5〜M10くらいが多いということですね。
もう一つは10mmのコンビネーションスパナですが、特定の設備で使うために結束バンドを付けている。というのもかなり工具のアクセスの悪い場所での作業で、もしスパナを落とすとより機械を分解しないと回収出来ないため引っ掛けるため結束バンドを付けるというアイデアで対応している。
ウォータープライヤー
特に何か特定のことに用いる訳でもなく、とりあえず何か掴んで回したい時には便利。
持ち手側の下の方が先端が細くなっているため大きなマイナスネジも回せるし、何かこじる時に使うことも。
ミニパイプレンチ
150mmと小型のパイプレンチ。何故か上司が2個持っていて1個もらえたもの。稀にしか出番はないけど、あると助かる良い奴。
尺金
とりあえずみんな持ってるシンワの150のサシ。よく紛失するのでなくさない工夫をしたいところ。ついでに150の直角のサシ、ちょっとしたところのアバウトな角度を見るのに便利。
ワイヤーストリッパー
最近工具箱に加入した新入り。これまでニッパーでケーブルを剥くことが多かったけど、お世話になることが多そうです。
マイナスドライバー
weraのマイナスドライバー。もはやマイナスドライバーでしか回せないネジに出会うことがほぼないため出番は少ない。
メジャー
身長や3サイズを測るために用いる。というのは冗談だが、機器間の距離の測定や加工する時などにも使用する。
ミニモンキー
何かとロックナットを外す時に使用したりする。先端が薄型のため強いトルクをかけると変形するが、丁寧に使えば狭い場所でかなり便利に使える。
その他の小物(絶縁テープ・シールテープ・油性ペン)
絶縁テープってちゃんと使い切る前に思わず2個目開けちゃったりしますよね?使い切る前に紛失することも…(誰かに盗られている…?)
シールテープも持っておくと応急処置などに使えるため工具箱に入れておいて損はない。
ライト
設備の暗いところや見にくいところを見たり何かと重宝する懐中電灯。
GENTOSのそこそこ高いライトを使っていますが、めちゃくちゃ明るいし充電式で防水なのでオススメ。高いところから落としても今のところ壊れることも無し。
テスター
HIOKIのカードテスターをずっと使っていましたが、電流を測りたい機会が増えたためこちらに変更。3280-10F便利です。
圧着ペンチ
ロブスターの圧着ペンチ。とりあえずはほぼほぼコレ1つで戦える。錆びないようにご注意を。
ハンマー
気に入らない奴をぶん殴る道具。機器の修理やベアリング交換、加工など様々な機会に用いる道具。同僚が全く同じハンマーのため簡単に見分けるため結束バンドを付けてみた。
テフロンテープ
こんなものを工具箱に入れてる人はあまりいないのでは…?テフロンテープとは表面の摩擦が少なく、物が接触する箇所の摩擦をテープを貼るだけで簡単に減らせる優れもの。
熱にも強く製品の搬送部分や向きを変える搬送部分などで用いると便利。ただし摩擦で徐々にすり減ってくるのでたまに貼り直しが必要。
ロック剤
ネジの緩み防止剤。機械の修理をしていて絶対に緩んで欲しくないネジなどを締める際に1〜2滴垂らしておくだけで緩みにくくなる。
容量の少ないタイプを工具箱に入れておくと、工具箱が重くなるのを防ぎつつ機械に対してちょっとした気遣いが出来る様になる。
パイプレンチ
太めの配管などを回す際に必要な工具。350mmのタイプを使用中。一度なくしかけたことがあるため油性ペンで名前を書いておこう。(使っているうちにすぐ消える。)
スナップリングプライヤー
C型留め輪を外すための工具。内輪、外輪とも使えるため使いやすい。
大きいC型留め輪を外す時には力が足りないため別の物を使いましょう。無理矢理使うと先端のピンが折れます。
貫通マイナスドライバー
VESSELのマイナスドライバー。ただし貫通であることをいいことに色々と叩きすぎた結果先端が欠けて潰れて既にただの叩く&ハツル道具。
小物類(マイナスドライバー・ピンポンチ)
精密のマイナスドライバーが2種類。5.5mmと7mmのコンビネーションスパナが1個ずつ。加工する時に時々使うピンポンチが1つ。あとはスタビードライバー用のビット。
これらを小物入れに収納せずに持ち歩くともれなく紛失する。精密のプラスドライバーは紛失したのか誰かに貸したら返って来なくなったのか…精密のプラスドライバーは買い足す必要がありそう。
電気資材(突き合わせ・端子類)
機械を修理するのに必要な電気関係の消耗品類。突き合わせのオスメスと、スリーブ類。
制御盤内でよく使用する1.25Y-3.5が1番使用頻度が高い。
その他の資材(余りケーブル・グリス・結束バンド)
ちょっとした余りのケーブルを持っておくと役立つこともある。試しに信号を短絡させてみたり、簡単な絶縁を測定するのに用いてみたり、時々使える。
リチウムイオングリスも工具箱に入れて持ち歩くとメカ的な仕事をしている際に機械にちょっとだけ優しくしてあげることが出来るのでオススメ。ただし工具箱を軽くしたいので新品のグリスは持ち歩かないようにしている。
結束バンドは便利なので何にでも使える。コレは磁性のある金属が練り込まれている結束バンドで食品などに万が一混入しても金属検出器などで反応するタイプ。(1本100円弱くらいで通常の物よりめちゃくちゃ高い。)
小物入れ
ちょっとした物を入れようと思って持っている小物入れだが特に活用されていない。今のところダイオードが2本使われずにずっと入っている。
まとめ
今回私の工具箱の中身を好き勝手に紹介させていただきました。途中ふざけてしまった部分もあり反省しています。
一般的なものからちょっと珍しいものまでありました。実際のところ制御盤のキーなども入れていましたが今は取り出しています。
メカ的な修理から電気的な修理まで広く浅く修理をする技術者の参考になりましたでしょうか?上記のもの全て入れて大体重さが約10Kgです。
良い工具を使うと仕事がはかどるのは事実ですが「弘法筆を選ばず」ということわざもありますよね。使用頻度が高いものや大事な作業が求められるところでは良い工具を使いたいですね。