こんにちは技術者けんです。今回は工場やプラントでよく使われている圧力計について仕組みを解説していきます。
意外とシンプルな仕組みですので知っておいて損はありません。是非最後までお付き合いください。
圧力計ってどこで使われてるの?
圧力計は配管やタンクなどの内部の圧力を見る時に用いられます。
よくあるのは水やガスや圧縮空気の配管などに設置されていることがありますね。
また圧縮空気の圧力を調節するレギュレーターとセットで設置されていることも多いです。
例えば、圧縮空気で言うと通常より圧力が下がっている場合、「どこかでエア漏れが起きているかな?」などという時の目安にもなります。
ブルドン管式圧力計の仕組み
今回はブルドン管式圧力計について解説していきます。
ブルドン管式圧力計とは、圧力計内部に偏平した金属管がありその管をブルドン管と呼びます。
そのブルドン管の接続している配管などの圧力が変化すると、ブルドン管が変形します。
圧力によって変形する量によって指針が動き、圧力が分かる仕組みになっています。
子供の頃に遊んだピロピロの笛覚えていますか?構造的には同じようなイメージですね。
実際に動いている雰囲気を見てみましょう。
もう構造はお分かりですね。
配管やタンクなど圧力計を接続している気体などの圧力が変化するとブルドン管が伸びる方向に変形します。その変形量が内部の構造を経て指針が回転する仕組みになっています。
種類
圧力計には種類がたくさんあります。
例えばkPa(キロパスカル)やMPa(メガパスカル)であったり、bar(バール)など、単位による違いがあったり、気体用、液体用などがあります。
目的にあったタイプを使いましょう。
同じ単位であっても、0〜1MPaのタイプと0〜10MPaのものでは指針の動く量が全然違うのは想像出来ますね。
想定される測定する物に合わせて選定する必要があります。
まとめ
これまで何気なく使っていた(見ていた)圧力計について内部の仕組みが分かりましたね。
他にもデジタルのタイプなどもありますが、結局のところブルドン管式圧力計が正確で安価でコンパクトなため現在でも圧力計はブルドン管式が主流となっています。
これからは皆さんも少しだけ気にして圧力計を見てみてくださいね。